今から約1ヶ月前の3月29日東京の桜の開花宣言がありました。今年は平年より5日遅い開花宣言だったとの事です。そのため入学式に桜の木の下で写真を撮られた方も多かったと思います。

皆さんは東京の桜の名所といえばどこをイメージしますか。隅田川の桜、上野公園の桜、会社周辺の靖国神社の桜等でしょうか。会社のお花見は開催されましたが残念なことに桜は一輪も咲いておらず・・・少しでもお花見をした気分となるよう時期が少しずれてしまいましたが、私の好きな東京の桜を紹介したいと思います。

駒込の桜 

ソメイヨシノの発祥の地は豊島区と言われています。駒込の大字が染井(ソメイ)だった事から吉野の桜と区別するためソメイヨシノと名付けられた説が有力だとか。JR山手線の駒込駅を降り立つとロータリーの桜が出迎えてくれますよ。そして郵便ポストが桜色です。

駒込は六義園の枝垂れ桜が有名で春になるとたくさんの人で賑わいます。実は駅近くに染井吉野桜記念公園があるのです。公園内には発祥の里なる記念碑も。公園から10分ほど足を延ばすと染井霊園があります。幹が太く黒々した迫力ある桜の木がたくさんあります。霊園にもかかわらず桜の木の下でのんびりとお花見をしている人もいます。染井霊園を抜けるともうそこは巣鴨。山手線沿いに桜並木が続きます。

播磨坂の桜並木

東京メトロ丸の内線茗荷谷駅から歩くこと約8分、春日通りから小石川植物園方面に播磨坂がありこの坂全体が桜並木となっています。播磨坂の桜並木は車道と車道の間に遊歩道がありその遊歩道にも桜が植わっています。桜祭りが開催され、遊歩道で地元の方がお花見をしていてとてもアットホームな雰囲気の桜並木です。播磨坂上から見る桜も、坂下から見る桜も見事です。

赤坂の桜

赤坂のアークヒルズのビルの裏に桜並木が広がります。お彼岸にお墓参りに行く時にここの桜坂を通って行きます。今年の春分の日は桜が全く咲いておらず満開時に再び訪れてみました。桜坂というだけあり起伏にとんだ地形に桜の並木があります。歩道橋の上から桜を見る事ができます。ビルの谷間にこの様な桜を見る事ができるのも東京ならではです。

サクラトラム沿いの桜

都電荒川線(サクラトラム)大塚駅から向原駅方面に歩くと突然桜並木が現れます。道路の幅が狭いため両端に植わった桜同士が重なり合い桜のトンネルが楽しめます。住宅地にひっそりと佇む静かな桜並木です。

面影橋と早稲田間の神田川沿いの桜。目黒川沿いの桜にも負けていません。橋がいくつか架かっていて橋の上から見る桜もよし、遊歩道をのんびり歩くのもよし。大通りがすぐそこにあるとは思えない桜並木です。

このコラムが掲載される頃はどの桜並木も新緑で眩い事でしょう。
来年も私たちを楽しませてくださいね。

おまけ

会社の近くの夜の桜。桜の木に桜色のライトが。そして靖国神社の桜。幻想的です。